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ぎんいろよぞら

TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。

カテゴリー「TW:ゲームブック」の記事一覧

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→ さらに詳しく周りを調べる

いくら探しても、何の手掛かりも見つけることはできなかった。

―――本当に見落としはないのか?
―――どこかに何かが隠されていないのか?
―――もう一度、さっきのところを探すべきではないのか?
―――探し方は、本当に“コレ”でいいのか?
―――もう少し俯瞰的に見るべきではないのか?

キミは一生懸命、部屋の内部を慎重に調べていく。
ジリジリと焦りだけが募っていく。

水は既に胸の位置にまで迫ってきていた。
さらに増す水の勢い。もうあまり時間は残されていないだろう。
 
焦る気持ちを抑え、
キミは一刻も早く、ここからどうにかして脱出する方法を見つけなければならない!

選べ!
急げ!
もはや時間は無い!
 

選択せよ:どの扉を開ける?

→ 左の扉

→ 右の扉
 
→ もっと詳しく周りを見る
 
 
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→ 右の扉

右の扉を開けた。
一瞬、何もない部屋の様に見えた。

違った。
そこは床が“無い”部屋だった。
覗きこむと床の部分が深い縦穴になっている様で、水は勢い良くその穴へと流れていった。
その深さは地獄へと続いていそうなほど深く見えた。底は見えなかった。

これで、水の影響はないと―――、
キミは安堵した。

しかし、キミが背を向けていた、その間のことだ。
静かに像の口が開く。
機械仕掛けのからくりだった。
キミが気づかないまま、そのからくりはキミに向かって1本の矢を放つ。

―――トスッ。
軽い衝撃だった。
致命傷ってほどでもない。

しかし、それで“十分”だった。

水の流れる勢いに加え、その衝撃は、キミを一歩前へと押し出すのに十分過ぎた。
キミは、深い穴へと投げ出された。
キミは、落ちる。
キミは、落ちる。
キミは、落ちる。
キミは、どこまでも落ちていく。

いつしかキミは、考えるのをやめた。


~ DROP END ~

→ 左の扉

キミは左の扉を開けた。
奥には鍾乳洞のような、自然にできたと思われる道が広がっていた。
こちらには水の浸食はなさそうだ。
確認したキミは急いで中へと駆け込み、バタンと扉を閉めた。

これで、しばらくは安心できるだろう。

足元がどっぷりと濡れて不快感は残るものの、キミは道を、奥へ奥へと慎重に進んだ。
次第に漂ってくる、嗅いだことのない臭いに―――何故か不安を覚えつつ。

他に道が無かったこともあり、さらに奥へと進むと、赤く光る小さな点がいくつも存在する部屋へと辿り着く。
それらの赤い光は、時折明滅を繰り返していた。

―――なんだろう?

キミがさらに踏み込むと、ザザッとそれらの点が動いた。ゾワリ。
天井にも赤い光がいくつも。それらはまるでキミを見ているかのようで―――。

突如、一斉に落ちてきた!

重力に従って、縮まる距離。

キミはその赤い点が“一体なんであるか”、その事実に気づいたとき、背筋が凍る。

複眼だ。
タランチュラの複眼だった!!
ここは、タランチュラの巣だった。赤い点はやつらの複眼だったのだ!!!

赤い光点の数からして、巣にいるその数はおそらく30を下るまい。
体長1mを超える大蜘蛛を相手にするには自殺行為にしかならない数だった。

キミは、何も考えず逃げ出した。一目散に入ってきた扉へと駆ける!
手にしていたランタンももはや邪魔だと、奴らに向かって投げ捨て、全速力で走った。走った。走った。躓いて膝を擦りむこうが、痛みなど無視して脇目もふらずに走った!走った!走った!

扉。

間に合った!

キミは、駆け付けた勢いのまま思いっきり、その扉を開こうと取っ手を取って押した!

―――開かない。

さらに力を込めて、押した!!

―――開かない。

―――開かない!?

何故だ!! 
何故だ!!!?
何故だ!!?????
何故だ!!!!!!!!!!!!

理由は水圧だった。あの部屋には水が溢れかえっていたため、その水圧で向う側に再び入ることができなくなっていたのだ。

キミは、そんな理由を察する間もないまま、シュッ、と蜘蛛の糸が足に絡みつくのを感じた。
強い力で引っ張られる感触が全身を襲う!
キミはバランスを崩し、体の向きが反転、背後にいる“ヤツら”の方角へと強制的に体の向きが変わった。

―――絶望感。
キミを追ってきていた数は30どころではなかった。

タランチュラの大群は、あらゆる壁から天井から床から、8つある足を交互に一本一本動かし、キミに向かってすごい勢いで近づいてくる。
キミの足に糸を巻き付けたタランチュラは左右にある顎をガキンガキンと鳴らしながら、今夜のごちそうであるキミへと徐々に近づく。
もはや泣き叫ぶしかなかった。

1mを優に超える巨大な大蜘蛛との距離は、もう50cmも無くなっていた。
それは奴らの涎や体毛まで、詳しく見て取れる距離だ。
背後の堅い扉に追い詰められ、足も囚われ、逃げ場もない。希望もない。
そして、その大蜘蛛の姿、存在感がキミの視界をすべて覆い尽くした時、

「――――――――――――!!!!??」

キミは声にならない声を上げた。
キミは意識があるまま、四肢を、体を食べられていった。


~ DEAD END ~



→ 落ち着いて周りを見る

キミはバシャバシャと水の沼と化した床を歩いては、部屋の中を詳しく調べた。
そのかいもあって、いくつかの点に気づくことができた。

まず、左の扉には、

このような模様が刻まれていた。

次に、右の扉には、
「正しき扉を開けろ」と。

最後に、台座には、
「数字順に読め!」と刻まれている。

水は既に膝のあたりにまで浸かっている。
あと数分もすれば、この部屋は完全に水没してしまうだろう。


選択せよ:どの扉を開ける?
 
→ 左の扉
 
→ 右の扉
 
→ さらに詳しく周りを調べる

 
 
 

→ 右の扉

右の扉を開けた。
一瞬、何もない部屋の様に見えた。

違った。
そこは床が“無い”部屋だった。
覗きこむと床の部分が深い縦穴になっている様で、水は勢い良くその穴へと流れていった。
その深さは地獄へと続いていそうなほど深く見えた。底は見えなかった。

これで、水の影響はないと―――、
キミは安堵した。

しかし、キミが背を向けていた、その間のことだ。
静かに像の口が開く。
機械仕掛けのからくりだった。
キミが気づかないまま、そのからくりはキミに向かって1本の矢を放つ。

―――トスッ。
軽い衝撃だった。
致命傷ってほどでもない。

しかし、それで“十分”だった。

水の流れる勢いに加え、その衝撃は、キミを一歩前へと押し出すのに十分過ぎた。
キミは、深い穴へと投げ出された。
キミは、落ちる。
キミは、落ちる。
キミは、落ちる。
キミは、どこまでも落ちていく。

いつしかキミは、考えるのをやめた。


~ DROP END ~



→ 左の扉

キミは左の扉を開けた。
奥には鍾乳洞のような、自然にできたと思われる道が広がっていた。
こちらには水の浸食はなさそうだ。
確認したキミは急いで中へと駆け込み、バタンと扉を閉めた。

これで、しばらくは安心できるだろう。

足元が少し濡れて不快感は残るものの、キミは道を、奥へ奥へと慎重に進んだ。
次第に漂ってくる、嗅いだことのない臭いに―――何故か不安を覚えつつ。

他に道が無かったこともあり、さらに奥へと進むと、赤く光る小さな点がいくつも存在する部屋へと辿り着く。
それらの赤い光は、時折明滅を繰り返していた。

―――なんだろう?

キミがさらに踏み込むと、ザザッとそれらの点が動いた。ゾワリ。
天井にも赤い光がいくつも。それらはまるでキミを見ているかのようで―――。

突如、一斉に落ちてきた!

重力に従って、縮まる距離。

キミはその赤い点が“一体なんであるか”、その事実に気づいたとき、背筋が凍る。

複眼だ。
タランチュラの複眼だった!!
ここは、タランチュラの巣だった。赤い点はやつらの複眼だったのだ!!!

赤い光点の数からして、巣にいるその数はおそらく30を下るまい。
体長1mを超える大蜘蛛を相手にするには自殺行為にしかならない数だった。

キミは、何も考えず逃げ出した。一目散に入ってきた扉へと駆ける!
手にしていたランタンももはや邪魔だと、奴らに向かって投げ捨て、全速力で走った。走った。走った。躓いて膝を擦りむこうが、痛みなど無視して脇目もふらずに走った!走った!走った!

扉。

間に合った!

キミは、駆け付けた勢いのまま思いっきり、その扉を開こうと取っ手を取って押した!

―――開かない。

さらに力を込めて、押した!!

―――開かない。

―――開かない!?

何故だ!! 
何故だ!!!?
何故だ!!?????
何故だ!!!!!!!!!!!!

理由は水圧だった。あの部屋には水が溢れかえっていたため、その水圧で向う側に再び入ることができなくなっていたのだ。

キミは、そんな理由を察する間もないまま、シュッ、と蜘蛛の糸が足に絡みつくのを感じた。
強い力で引っ張られる感触が全身を襲う!
キミはバランスを崩し、体の向きが反転、背後にいる“ヤツら”の方角へと強制的に体の向きが変わった。

―――絶望感。
キミを追ってきていた数は30どころではなかった。

タランチュラの大群は、あらゆる壁から天井から床から、8つある足を交互に一本一本動かし、キミに向かってすごい勢いで近づいてくる。
キミの足に糸を巻き付けたタランチュラは左右にある顎をガキンガキンと鳴らしながら、今夜のごちそうであるキミへと徐々に近づく。
もはや泣き叫ぶしかなかった。

1mを優に超える巨大な大蜘蛛との距離は、もう50cmも無くなっていた。
それは奴らの涎や体毛まで、詳しく見て取れる距離だ。
背後の堅い扉に追い詰められ、足も囚われ、逃げ場もない。希望もない。
そして、その大蜘蛛の姿、存在感がキミの視界をすべて覆い尽くした時、

「――――――――――――!!!!??」

キミは声にならない声を上げた。
キミは意識があるまま、四肢を、体を食べられていった。


~ DEAD END ~


→ 岩の模様が気になる。詳しく調べてみよう

肝心の岩の大きさは、寝そべった虎ぐらいだろうか。
よく見ると、一見自然にできたただの岩のように見えて、どこかしら人工的な部分が垣間見えた。

キミは模様が彫られた岩を丁寧にかつ慎重に、他の手がかりがないかを調べ始めた。
 
ゴリッ、ゴリッ、と試しに岩を動かしてみる。
すると、岩の下に隙間が見えた。
 
続けて10cmほど横にずらす。
隙間が広がった。
どうやら、地下にはそこそこ大きな空間が存在するようだった。
思うに、この岩で入口を塞いでいたのかもしれない。

ならば、とさらに押し込み、人が通れるサイズまで隙間を広げた。
そこまでしてようやく、地下の様子が明らかになる。
入口から床までの高さは大分深いようで、おそらく6~7mといったところだろう。床の表面に堅そうな岩肌があるのが分かった。
 
キミは岩にロープを括り付け、地下の空間へと慎重に降り立った。

地下空間の底は、外の熱い空気漂う砂漠の地表とうって変わり、気持ちのいい気温で保たれていた。それと、適度な湿気も感じる。もしかしたらどこかで水が流れているのかもしれないとキミは推測した。
周囲を見渡すと一本だけ横道がある。どうやら、奥へと続いているようだ。

念のために入口を振り返ると、
そこから差し込む太陽光の帳が地下の様子をくっきりと明暗に分けていた。
急に明るいところを見たのもあり、少し眩しく感じるほどだ。
その中を少しずつではあるが、風で飛ばされた砂がさらさらと地下へと零れ落ちていた。
それらは、太陽の光に当てられ、まるで金の粒であるかのように綺麗だった。

キミは落ちてくる砂の粒を目分量で測る。
暫く観察して、この調子ならしばらくの間なら問題はないだろうと見切りをつけたキミは、緊張しつつもさらに奥へと向かった。

地下空間の横道は、人ひとりが屈めば入れるような大きさで存在した。
ランタンを片手に少ししゃがみながら歩く。
しばらくすると、開けた空間に出た。

10m四方の部屋だった。
壁に掛けられたいくつもの像には装飾が施されており、中央には台座のようなものから湧き水が滾々と溢れている。
台座の奥には、やはり装飾の施された扉が“2つ”、存在していた。
それらを調べようとキミがさらに一歩を踏み出すと、

カチリ―――と音が鳴る。

咄嗟に足元を見たキミは気づく!
床に仕込まれたトラップを見抜けず踏んだ、と!

直後、背後でズドン!と激しい振動とともに騒音が鳴り響き、数秒遅れて突風となった砂埃がキミに襲い掛かる。

反射的に口を覆い、振り向く。
今まで通ってきた横道が落石で通れなくなっていた。
嫌な予想通り、その落石は人工的に作られた壁のようなものだった。それはとても堅牢で、ネズミの通る隙間もないほどピッタリと道を塞ぎ、キミの逃げ道を絶っている。
慌てて落石の壁に駆け寄るが無論、押してもビクともしない。
感情に促されるままドンドンと強く落石の壁を叩く。
その感触から得られたものは、どうにもならない物理的法則という絶望感だけだった。

キミの不安はもっと酷くなる。
水だ。
いつのまにか、キミの足元、床から1cmの高さにまで水が浸水していた。

滾々と湧き出る水の逃げ道が、今の落石で無くなったのかもしれない。
水は徐々に満ち始めていく。
天井、床、四方の壁を見渡すも堅い岩壁で囲まれ逃げ道はない。

時間が無い。

時間が無い。

時間が、無い!

焦る気持ちを抑え、
キミは一刻も早く、どうにかしてここから脱出方法しなければならない!

急げ―――!


選択せよ:どの扉を開ける?
 
→ 左の扉
 
→ 右の扉
 
→ 落ち着いて周りを見る
 
 
 
  

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HN:
調律師
性別:
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自己紹介:
イソレット始めました。




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