ぎんいろよぞら
TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。
→ 左の扉
- 2011/11/24 (Thu) |
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キミは左の扉を開けた。
奥には鍾乳洞のような、自然にできたと思われる道が広がっていた。
こちらには水の浸食はなさそうだ。
確認したキミは急いで中へと駆け込み、バタンと扉を閉めた。
これで、しばらくは安心できるだろう。
足元がどっぷりと濡れて不快感は残るものの、キミは道を、奥へ奥へと慎重に進んだ。
次第に漂ってくる、嗅いだことのない臭いに―――何故か不安を覚えつつ。
他に道が無かったこともあり、さらに奥へと進むと、赤く光る小さな点がいくつも存在する部屋へと辿り着く。
それらの赤い光は、時折明滅を繰り返していた。
―――なんだろう?
キミがさらに踏み込むと、ザザッとそれらの点が動いた。ゾワリ。
天井にも赤い光がいくつも。それらはまるでキミを見ているかのようで―――。
突如、一斉に落ちてきた!
重力に従って、縮まる距離。
キミはその赤い点が“一体なんであるか”、その事実に気づいたとき、背筋が凍る。
複眼だ。
タランチュラの複眼だった!!
ここは、タランチュラの巣だった。赤い点はやつらの複眼だったのだ!!!
赤い光点の数からして、巣にいるその数はおそらく30を下るまい。
体長1mを超える大蜘蛛を相手にするには自殺行為にしかならない数だった。
キミは、何も考えず逃げ出した。一目散に入ってきた扉へと駆ける!
手にしていたランタンももはや邪魔だと、奴らに向かって投げ捨て、全速力で走った。走った。走った。躓いて膝を擦りむこうが、痛みなど無視して脇目もふらずに走った!走った!走った!
扉。
間に合った!
キミは、駆け付けた勢いのまま思いっきり、その扉を開こうと取っ手を取って押した!
―――開かない。
さらに力を込めて、押した!!
―――開かない。
―――開かない!?
何故だ!!
何故だ!!!?
何故だ!!?????
何故だ!!!!!!!!!!!!
理由は水圧だった。あの部屋には水が溢れかえっていたため、その水圧で向う側に再び入ることができなくなっていたのだ。
キミは、そんな理由を察する間もないまま、シュッ、と蜘蛛の糸が足に絡みつくのを感じた。
強い力で引っ張られる感触が全身を襲う!
キミはバランスを崩し、体の向きが反転、背後にいる“ヤツら”の方角へと強制的に体の向きが変わった。
―――絶望感。
キミを追ってきていた数は30どころではなかった。
タランチュラの大群は、あらゆる壁から天井から床から、8つある足を交互に一本一本動かし、キミに向かってすごい勢いで近づいてくる。
キミの足に糸を巻き付けたタランチュラは左右にある顎をガキンガキンと鳴らしながら、今夜のごちそうであるキミへと徐々に近づく。
もはや泣き叫ぶしかなかった。
1mを優に超える巨大な大蜘蛛との距離は、もう50cmも無くなっていた。
それは奴らの涎や体毛まで、詳しく見て取れる距離だ。
背後の堅い扉に追い詰められ、足も囚われ、逃げ場もない。希望もない。
そして、その大蜘蛛の姿、存在感がキミの視界をすべて覆い尽くした時、
「――――――――――――!!!!??」
キミは声にならない声を上げた。
キミは意識があるまま、四肢を、体を食べられていった。
~ DEAD END ~
奥には鍾乳洞のような、自然にできたと思われる道が広がっていた。
こちらには水の浸食はなさそうだ。
確認したキミは急いで中へと駆け込み、バタンと扉を閉めた。
これで、しばらくは安心できるだろう。
足元がどっぷりと濡れて不快感は残るものの、キミは道を、奥へ奥へと慎重に進んだ。
次第に漂ってくる、嗅いだことのない臭いに―――何故か不安を覚えつつ。
他に道が無かったこともあり、さらに奥へと進むと、赤く光る小さな点がいくつも存在する部屋へと辿り着く。
それらの赤い光は、時折明滅を繰り返していた。
―――なんだろう?
キミがさらに踏み込むと、ザザッとそれらの点が動いた。ゾワリ。
天井にも赤い光がいくつも。それらはまるでキミを見ているかのようで―――。
突如、一斉に落ちてきた!
重力に従って、縮まる距離。
キミはその赤い点が“一体なんであるか”、その事実に気づいたとき、背筋が凍る。
複眼だ。
タランチュラの複眼だった!!
ここは、タランチュラの巣だった。赤い点はやつらの複眼だったのだ!!!
赤い光点の数からして、巣にいるその数はおそらく30を下るまい。
体長1mを超える大蜘蛛を相手にするには自殺行為にしかならない数だった。
キミは、何も考えず逃げ出した。一目散に入ってきた扉へと駆ける!
手にしていたランタンももはや邪魔だと、奴らに向かって投げ捨て、全速力で走った。走った。走った。躓いて膝を擦りむこうが、痛みなど無視して脇目もふらずに走った!走った!走った!
扉。
間に合った!
キミは、駆け付けた勢いのまま思いっきり、その扉を開こうと取っ手を取って押した!
―――開かない。
さらに力を込めて、押した!!
―――開かない。
―――開かない!?
何故だ!!
何故だ!!!?
何故だ!!?????
何故だ!!!!!!!!!!!!
理由は水圧だった。あの部屋には水が溢れかえっていたため、その水圧で向う側に再び入ることができなくなっていたのだ。
キミは、そんな理由を察する間もないまま、シュッ、と蜘蛛の糸が足に絡みつくのを感じた。
強い力で引っ張られる感触が全身を襲う!
キミはバランスを崩し、体の向きが反転、背後にいる“ヤツら”の方角へと強制的に体の向きが変わった。
―――絶望感。
キミを追ってきていた数は30どころではなかった。
タランチュラの大群は、あらゆる壁から天井から床から、8つある足を交互に一本一本動かし、キミに向かってすごい勢いで近づいてくる。
キミの足に糸を巻き付けたタランチュラは左右にある顎をガキンガキンと鳴らしながら、今夜のごちそうであるキミへと徐々に近づく。
もはや泣き叫ぶしかなかった。
1mを優に超える巨大な大蜘蛛との距離は、もう50cmも無くなっていた。
それは奴らの涎や体毛まで、詳しく見て取れる距離だ。
背後の堅い扉に追い詰められ、足も囚われ、逃げ場もない。希望もない。
そして、その大蜘蛛の姿、存在感がキミの視界をすべて覆い尽くした時、
「――――――――――――!!!!??」
キミは声にならない声を上げた。
キミは意識があるまま、四肢を、体を食べられていった。
~ DEAD END ~
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調律師
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*当ブログはリンクフリーですが、
一言いただけると嬉しいです。
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