ぎんいろよぞら
TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。
→ 岩の模様が気になる。詳しく調べてみよう
- 2011/11/20 (Sun) |
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肝心の岩の大きさは、寝そべった虎ぐらいだろうか。
よく見ると、一見自然にできたただの岩のように見えて、どこかしら人工的な部分が垣間見えた。
キミは模様が彫られた岩を丁寧にかつ慎重に、他の手がかりがないかを調べ始めた。
ゴリッ、ゴリッ、と試しに岩を動かしてみる。
すると、岩の下に隙間が見えた。
続けて10cmほど横にずらす。
隙間が広がった。
どうやら、地下にはそこそこ大きな空間が存在するようだった。
思うに、この岩で入口を塞いでいたのかもしれない。
ならば、とさらに押し込み、人が通れるサイズまで隙間を広げた。
そこまでしてようやく、地下の様子が明らかになる。
入口から床までの高さは大分深いようで、おそらく6~7mといったところだろう。床の表面に堅そうな岩肌があるのが分かった。
キミは岩にロープを括り付け、地下の空間へと慎重に降り立った。
地下空間の底は、外の熱い空気漂う砂漠の地表とうって変わり、気持ちのいい気温で保たれていた。それと、適度な湿気も感じる。もしかしたらどこかで水が流れているのかもしれないとキミは推測した。
周囲を見渡すと一本だけ横道がある。どうやら、奥へと続いているようだ。
念のために入口を振り返ると、
そこから差し込む太陽光の帳が地下の様子をくっきりと明暗に分けていた。
急に明るいところを見たのもあり、少し眩しく感じるほどだ。
その中を少しずつではあるが、風で飛ばされた砂がさらさらと地下へと零れ落ちていた。
それらは、太陽の光に当てられ、まるで金の粒であるかのように綺麗だった。
キミは落ちてくる砂の粒を目分量で測る。
暫く観察して、この調子ならしばらくの間なら問題はないだろうと見切りをつけたキミは、緊張しつつもさらに奥へと向かった。
地下空間の横道は、人ひとりが屈めば入れるような大きさで存在した。
ランタンを片手に少ししゃがみながら歩く。
しばらくすると、開けた空間に出た。
10m四方の部屋だった。
壁に掛けられたいくつもの像には装飾が施されており、中央には台座のようなものから湧き水が滾々と溢れている。
台座の奥には、やはり装飾の施された扉が“2つ”、存在していた。
それらを調べようとキミがさらに一歩を踏み出すと、
カチリ―――と音が鳴る。
咄嗟に足元を見たキミは気づく!
床に仕込まれたトラップを見抜けず踏んだ、と!
直後、背後でズドン!と激しい振動とともに騒音が鳴り響き、数秒遅れて突風となった砂埃がキミに襲い掛かる。
反射的に口を覆い、振り向く。
今まで通ってきた横道が落石で通れなくなっていた。
嫌な予想通り、その落石は人工的に作られた壁のようなものだった。それはとても堅牢で、ネズミの通る隙間もないほどピッタリと道を塞ぎ、キミの逃げ道を絶っている。
慌てて落石の壁に駆け寄るが無論、押してもビクともしない。
感情に促されるままドンドンと強く落石の壁を叩く。
その感触から得られたものは、どうにもならない物理的法則という絶望感だけだった。
キミの不安はもっと酷くなる。
水だ。
いつのまにか、キミの足元、床から1cmの高さにまで水が浸水していた。
滾々と湧き出る水の逃げ道が、今の落石で無くなったのかもしれない。
水は徐々に満ち始めていく。
天井、床、四方の壁を見渡すも堅い岩壁で囲まれ逃げ道はない。
時間が無い。
時間が無い。
時間が、無い!
焦る気持ちを抑え、
キミは一刻も早く、どうにかしてここから脱出方法しなければならない!
急げ―――!
選択せよ:どの扉を開ける?
→ 左の扉
→ 右の扉
→ 落ち着いて周りを見る
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よく見ると、一見自然にできたただの岩のように見えて、どこかしら人工的な部分が垣間見えた。
キミは模様が彫られた岩を丁寧にかつ慎重に、他の手がかりがないかを調べ始めた。
ゴリッ、ゴリッ、と試しに岩を動かしてみる。
すると、岩の下に隙間が見えた。
続けて10cmほど横にずらす。
隙間が広がった。
どうやら、地下にはそこそこ大きな空間が存在するようだった。
思うに、この岩で入口を塞いでいたのかもしれない。
ならば、とさらに押し込み、人が通れるサイズまで隙間を広げた。
そこまでしてようやく、地下の様子が明らかになる。
入口から床までの高さは大分深いようで、おそらく6~7mといったところだろう。床の表面に堅そうな岩肌があるのが分かった。
キミは岩にロープを括り付け、地下の空間へと慎重に降り立った。
地下空間の底は、外の熱い空気漂う砂漠の地表とうって変わり、気持ちのいい気温で保たれていた。それと、適度な湿気も感じる。もしかしたらどこかで水が流れているのかもしれないとキミは推測した。
周囲を見渡すと一本だけ横道がある。どうやら、奥へと続いているようだ。
念のために入口を振り返ると、
そこから差し込む太陽光の帳が地下の様子をくっきりと明暗に分けていた。
急に明るいところを見たのもあり、少し眩しく感じるほどだ。
その中を少しずつではあるが、風で飛ばされた砂がさらさらと地下へと零れ落ちていた。
それらは、太陽の光に当てられ、まるで金の粒であるかのように綺麗だった。
キミは落ちてくる砂の粒を目分量で測る。
暫く観察して、この調子ならしばらくの間なら問題はないだろうと見切りをつけたキミは、緊張しつつもさらに奥へと向かった。
地下空間の横道は、人ひとりが屈めば入れるような大きさで存在した。
ランタンを片手に少ししゃがみながら歩く。
しばらくすると、開けた空間に出た。
10m四方の部屋だった。
壁に掛けられたいくつもの像には装飾が施されており、中央には台座のようなものから湧き水が滾々と溢れている。
台座の奥には、やはり装飾の施された扉が“2つ”、存在していた。
それらを調べようとキミがさらに一歩を踏み出すと、
カチリ―――と音が鳴る。
咄嗟に足元を見たキミは気づく!
床に仕込まれたトラップを見抜けず踏んだ、と!
直後、背後でズドン!と激しい振動とともに騒音が鳴り響き、数秒遅れて突風となった砂埃がキミに襲い掛かる。
反射的に口を覆い、振り向く。
今まで通ってきた横道が落石で通れなくなっていた。
嫌な予想通り、その落石は人工的に作られた壁のようなものだった。それはとても堅牢で、ネズミの通る隙間もないほどピッタリと道を塞ぎ、キミの逃げ道を絶っている。
慌てて落石の壁に駆け寄るが無論、押してもビクともしない。
感情に促されるままドンドンと強く落石の壁を叩く。
その感触から得られたものは、どうにもならない物理的法則という絶望感だけだった。
キミの不安はもっと酷くなる。
水だ。
いつのまにか、キミの足元、床から1cmの高さにまで水が浸水していた。
滾々と湧き出る水の逃げ道が、今の落石で無くなったのかもしれない。
水は徐々に満ち始めていく。
天井、床、四方の壁を見渡すも堅い岩壁で囲まれ逃げ道はない。
時間が無い。
時間が無い。
時間が、無い!
焦る気持ちを抑え、
キミは一刻も早く、どうにかしてここから脱出方法しなければならない!
急げ―――!
選択せよ:どの扉を開ける?
→ 左の扉
→ 右の扉
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調律師
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イソレット始めました。
*当ブログはリンクフリーですが、
一言いただけると嬉しいです。
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