ぎんいろよぞら
TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。
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- 2011/11/29 (Tue) |
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キミは、左の扉も右の扉も開けてはならない―――と考えていた。
だから、天井に最後のヒントがあると踏んだ。
ゆえに、この部屋に水が満ちていくのを待ったのだ。
―――しかし、そんなものは、無かった。
天井にあったのは、形ばかりの通風孔だけだった。
人が入れる隙間なんてまったくない大きさ。
結果、水没しかけているこの部屋においては、“ただ酸素をこの部屋に残さないようするため”だけの存在と化していた。
残された時間はもうない―――。
キミは、思いっきり息を吸い込んで、水の中へと潜る。
まだ手がかりがあるはずだ、と僅かばかりの希望を胸に、水で歪む視界の中、部屋の中を調べ回った。
―――しかし、そんなものは、“無かった”。
いつしか、水圧で歪んだのか、左の扉も、右の扉も開かなくなっていた。
この時、既に部屋は完全に水没していた。
その事実に驚いたキミは、誤って体内に残された酸素をゴボッと吐き出してしまう。
そして、それはさらなる焦りを生み、キミは酸素を失っていった。
キミは、溺死した。
縋った希望に殺されたのだ。
~ DEAD END ~
だから、天井に最後のヒントがあると踏んだ。
ゆえに、この部屋に水が満ちていくのを待ったのだ。
―――しかし、そんなものは、無かった。
天井にあったのは、形ばかりの通風孔だけだった。
人が入れる隙間なんてまったくない大きさ。
結果、水没しかけているこの部屋においては、“ただ酸素をこの部屋に残さないようするため”だけの存在と化していた。
残された時間はもうない―――。
キミは、思いっきり息を吸い込んで、水の中へと潜る。
まだ手がかりがあるはずだ、と僅かばかりの希望を胸に、水で歪む視界の中、部屋の中を調べ回った。
―――しかし、そんなものは、“無かった”。
いつしか、水圧で歪んだのか、左の扉も、右の扉も開かなくなっていた。
この時、既に部屋は完全に水没していた。
その事実に驚いたキミは、誤って体内に残された酸素をゴボッと吐き出してしまう。
そして、それはさらなる焦りを生み、キミは酸素を失っていった。
キミは、溺死した。
縋った希望に殺されたのだ。
~ DEAD END ~
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*当ブログはリンクフリーですが、
一言いただけると嬉しいです。
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