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ぎんいろよぞら

TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。

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→ 青い扉を調べる

―――青い扉。

キミが数多くのスケルトンを倒し、進んだ先にあったのは、一見何の変哲もない『青い扉』だった。

鍵はかかっておらず、トラップの気配も・・・・・・、うん。ないようだ。
キミはそっと、扉を開く。

・・・・・・。





・・・・・・。
キミは、目を覚ました。

目覚めるとそこは、暖かい布団の中で、どこかで嗅いだことのある懐かしい香りがした。
頭が“朦朧”とする中、キミは辺りを見回した。
そこはキミの部屋だった。

キミが身に着けているものは、いつも着ていた服で、
キミが愛用していた装備も、いつもの通りに置かれていた。

キミは理解する。

―――キミが今までに見た旅はすべて夢だったことを。

キミはホッ、と胸を撫で下ろす。
あの絶望の日々はただの夢だったのだと、その事実に安堵した。















グギャァーーー!!!

―――世界は暗転し、物語は数分前に遡る。

数分前のキミは、青い扉を開くや否や一瞬で意識を奪われ、その場に倒れ伏していた。
原因は、青い扉の先に生えていた“ある花”の存在だった。
その花は、その場所を埋め尽くすかの如く咲き乱れており、所々くすんだ青い葉を誇らしげに揺らしている―――否、キミが倒れると同時にゆっくりとではあるが、“彼ら”は不思議なことにその葉を、根を使って“動き出した”。

彼らは、人間にある種の興奮物質を与え、弱ったところを喰らう魔法生物だった。
彼らにとって、人の血肉は彼らの餌であり、骨はスケルトンへと変貌させるための素材だった。

こうして、このダンジョンは謎を解く者を妨害するスケルトンを産み出し続け、いつまでも存在していく。

キミは幸せだろう。
幸福な思いを抱いたまま、幸せに死ねたのだから―――。


~ HAPPY END ~



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