ぎんいろよぞら
TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。
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- 2011/11/01 (Tue) |
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幕は上がります。
あなたの選択に、どうか祝福を。
■ 物語の導入
―――それは暗い嵐の夜だった。 |
それは日課である時空の狭間を攻略していた時のことだ。 |
探知機で見つけ飛んだ先は、今までとは異なる空間だった。 |
辺りにはキミたちしかいない―――だというのに、 |
異常な静けさ、どこか淀んだ空気がキミたちを緊張させた。 |
壁に備え付けの古びたオイルランプが、淡く照らし出したのは、 |
暗いネズミ色をした床の大きな部屋で、置かれた調度品の質や、 |
その広さからどこかの大邸宅の一室だと思わせた。 |
ランプに燃やされているオイル油の匂いに、すえた臭い、 |
どこかで嗅いだことのある錆びた鉄の匂いが混じり、鼻を刺激する。 |
壁に飾られている今にも悲鳴が聞こえてきそうな絵に使われている |
赤黒い絵の具が、本当の人間の血だと気づいた時―――、 |
いつしか、キミたちの背筋を冷たいものが走っていた。 |
コツッ、コツッ、コツッ。 |
堅い靴音が響く。 |
―――ギギィーッッ。 |
大きな金属製の扉が重苦しい音と共に開いた。 |
現れたのは、執事が1人、 |
身に纏う物からこの館の主人と思われる女が1人。 |
女主人はキミたちのことをつまらなさそうに見下して言った。 |
「諸君。今からキミたちには殺し合いをしてもらう―――」 |
キミたちは、その言葉に抗った。 女主人は激しく怒り、数多くのモンスターを召喚、範囲魔法を乱発してきた。 |
モンスターは汚い唾液をまき散らし、巨大な斧を振るい、キミたちの命を狙う。その裏で、スッと死角に移動した執事が鋭い拳を叩き込んでくる。 |
キミは、生き延びた。 辛うじてだが、生き延びた。 あまりの死闘ゆえ多くの死者が出たが、 無事、キミ“だけ”は生き延びた。 |
けれど。問題はここからだった。 |
女主人がこの世界のボスだと考えていたわけだが |
(キミたちは時空の狭間クエ中だったわけで)、 |
されど困ったことに、元の世界へと戻ることは適わなかった。 屋敷には何も手がかりはなかった。 それと同時に、窓も出入り口も存在しない異常な屋敷の構造に、 改めておぞましさを感じずにはいられなかった。 脱出方法は、隠し通路を見つけたことで何とかなった。 階段の死角に、匂いがきつく足場の悪い地下道が存在したからだ。 そこを屋敷のカーテンで作った即席のたいまつで進んだ。 出口から見えた光に僅かながらの希望を見い出した際、 キミはこの狂った世界からの脱出を決めた。 |
そして、キミがこの世界に飛ばされ、数日が経ったある夜のことだ。 探索していた鬱蒼と生い茂る深い森に近い岩肌、風よけに適した場所を見つけたキミが、遠くに聞こえる不吉鳥の鳴き声を背にしつつ、野営を行うべく煌々と燃える焚火に新たなる薪をくべようとしていた最中のことである。 キミの目の前にある男が現れる。 |
ロングソードグッドナイトである。 |
―――僅かな希望。 ロングソードグッドナイトとキミは、焚火を囲うように岩に腰かけた。 互いの自己紹介が終わるや否や、 |
久方ぶりとなる人との出会いにキミは我を忘れ、 今までに起きたことを立て続けざま、彼に話した。 彼はしばらく逡巡してから、言った。 「なるほど。事情はわかりました」 |
彼はさらに少しの時間考え込む。 辺りを静寂が包み込んだ。 バチッ、 ―――と焚火にくべた薪が音を立てた。 「そういうことでしたら、この石版を調べてみたら良いかもしれません」 |
そう言って彼は、彼が持つ背負い鞄の中から、 キミに一枚の石版と、一枚の古びた羊皮紙を手渡した。 |
「この石版は昔、ランケンという宮廷科学者が作った“次元を超えて現れるアイテム”の在り処を示すという代物と言われています」 キミは石版と羊皮紙を手にする。 その石版は、縦横17 c mほどの正方形で、厚さが2 c m あった。 持つと、何故か得も言われぬ重さを感じた。 バチッ、 ―――と再び薪が音を立てる。 |
「私には、その解読は叶いませんでしたが、 あなたでしたら、解読することができるやもしれません」 |
「この世界の歪みは私を離さず、私といる限りあなたも離さないでしょう」 |
「あなたが元の世界に戻るためには、これよりも先、あなたが、 あなた自身の力で何とかするしかありません」 |
「そして、そのアイテムで元の世界に戻れることを私は祈ります」 この後、ロングソードグッドナイトとキミは、視線を交わすこともなく何かを語らうこともなく、互いに持っていたたった一杯の酒を、焚火を囲って飲んだ。 |
「あなたの明日に良き夜を」 ―――と、祈りの言葉だけを告げて。 |
そして、次の日。 キミはロングソードグッドナイトと別れ、 ひとり、 この世界からの脱出を改めて覚悟し、新たな旅を始める―――。 |
■ ロングソードから託された『謎の石版』
■ 『羊皮紙(解読書)』
選択せよ:さて、あなたが起こすべき行動は?
→ ナルビクにいるという情報屋を探す
→ カーディフに向かう
→ 大量のたいまつで石版を温める
→ インクリを石版に叩き込む
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調律師
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