ぎんいろよぞら
TWをやったり、サイコロ回したり、お絵かきのっけたりする、そんなまったりブログ。 本人に、廃人の自覚無し。というか、違うと思うんだ。
→ やり直す
- 1999/09/29 (Wed) |
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キミが『やり直す』ことを選んだことで、世界は一変した。
―――キミの世界が変わる。
キミの視覚が、キミの知覚が、世界を構築する領域の果てを黒いブロック塀が徐々に積み重なっていくかのように黒一色で染めあげていくのを認識した。
そして世界は、ただ黒一色で塗りつぶされた、何もない空間となる。
―――新たなる幕は上がる。
この物語の終焉へと向かって。
どのくらい過ぎたのかわからない。
キミの目の前に誰かが現れる。
GM:こんにちわ。いや、こんばんわですかね? それとも、『ようこそ』? それとも『さようなら』?
キミの返答を待たずその誰かは、キミの困惑を理解したのか、単に何も気にしていないのか、それともそれすらもどうだっていいのか、淡々とした調子でこう告げた。
GM:キミは何度も“ここ”に来たことがある。
死んでは生き返り、苦悩しては過去に戻り、この世界を何度も、何万回も彷徨っている―――それがキミ。
キミ自身は覚えていないかもしれない。
だが、キミの『魂』は、『魂』が繰り返している『事実』は、その『事実』を『何らかの消失』として覚えている。
さぁ、殺し合いを始めよう。
ボクとキミとの間の、もはや何度目かすら定かではない戦争を。
わかっているはずだ―――。
ボクを殺さなければ、キミは何度も絶望の世界へと叩き落とされる。
さぁ。
求める『答え』を。
『答え』を!
『答え』を―――!
キミは答えられず、GMはあなたに短剣を突き刺した。「残念だよ」
―――キミは死んだ。
* * *
記憶の彼方へとキミはループした。
条件はわからない。
だが、キミはこの世界を本を読みなおすように“時間軸そのもの”を移動できるようだった。
仮に例え死んだとしても。
問題は、キミがそれを覚えているかどうか―――その1点こそが問題だった。
だが、この時だけは違った。
狂った歪が。狂った時を刻んだことで、狂った結果を産み出した。
* * *
―――。
気が付くとキミは屋敷にいた。最初の屋敷だ。
あの女主人と執事が現れる屋敷だ。
そして、その場には他の仲間が、死体ではなく―――ただ、眠っている状態で転がっていた。
一番早く―――否、“まったく誰も起きていない時に都合良く”―――目が覚めたらしい、キミは推測する。
これから、あの悲劇が起こるのだと。
キミは、眠っていた仲間を急いで叩き起こし、事情を説明する。
―――だが。
信じてはもらえなかった。
当たり前だ。ループという異常な現象を誰もが真面目に受け取ろうとしなかった。
その存在を理解しようとしなかった。
そして、自分たちが死ぬなどという未来の事実を前に、彼らの本能がキミの言葉を最初から拒絶していた。
そして。
コツッ、コツッ、コツッ。
堅い靴音が響く。
―――ギギィーッッ。
やはりだ。
キミが知っている通りに戦闘が起こる。
結果は同じだった。
キミの行動むなしく、あまりに同じ結末を辿ってしまった。
やはりキミだけが生き残った。
―――この世界はやはり狂っていた。
選択せよ:
→ 時を戻す
→ 絶望する
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